国土全体を海に囲まれた島国である日本は、豊かな海産物に恵まれています。地域ごと、季節ごとに採れる海の幸は異なり、その食べ方にも驚くほど多くのバリエーションが存在するのです。そんな日本の本当においしい海の幸を季節ごとにご紹介。旬のおいしさをご家庭でもぜひ。
厳しい冬を越え、少しずつ気候が穏やかになってくるこの季節。陸地でも多くの芽吹きや花が開花を迎えますが、海の中でも、冬から春へと季節が移ろっているのです。水温が上がりだす春は産卵期を迎える魚が多く、沿岸部にまで多くの魚類が回流してきます。魚は産卵前がもっともおいしいといわれており、多くの魚が産卵を前に活発に餌を食べて身が太り、脂が乗ってきます。同時においしい成分も増加すると考えられています。
サクラエビは、その薄桃色の美しい見た目からも春の訪れを感じさせる魚介類としてよく知られています。また、しらすは1年中見かけますが、旬は3月から5月頃。海ぞいでは生しらすを食べられる店もありますが、傷みやすいためスーパーなどでは釜揚げにして売られているものがほとんどです。まだ、食したことのない人は、生しらすならではのおいしさに驚くはずです。上品で味わい深い春の海の幸をご堪能ください。
平成22年度しずおか食セレクション認定(認定:大井川港漁業協同組合)
国内で桜えびが獲れるのは、静岡だけ。日本一の富士山の恵みを受け、富士川、大井川、安倍川から清流が流れ込む駿河湾の構造が桜えびの生育に適しているといわれています。
春漁は3月下旬~6月初旬、秋漁は10月下旬~12月下旬で、それ以外の時期は桜えび保護のために休漁となります。
漁は、夕方から夜にかけて、2隻一組で行います。桜えび漁の許可証をもつ船は日本国内で、静岡の由比と大井川の2漁港のみで120隻しかありません。また、漁期の前には生息数の調査が行われ、漁獲量や操業日数などを厳しく管理しながら桜えびを守っています。
日本の白砂青松100選、日本の渚100選にも選ばれている、都心から日帰りで行ける千葉県九十九里浜は、南北66kmに渡る恵み豊かな砂浜です。
この浜で採れるはまぐりは、全漁連プライドフィッシュ及び千葉ブランド水産物認定品であり、千葉県だけでなく全国的にも有数な産地として知られております。
ご紹介する商品はすでに砂抜き済ですので、ご利用の前にさっと表面を流水等で洗えばすぐに加熱調理できます。
保存方法は、はまぐりを深みのあるお椀に入れ、そのままラップをして冷蔵庫で保管してください。水や海水は入れないでください。
全国有数の養殖マダイの生産地である三重県。
紀伊山地からの恵みと黒潮が出会う豊かな海で「伊勢まだい」は育ちます。
特徴は鮮度を保つ日持ちのよさと、脂分を抑えたさっぱりとした味わい。秘密は、ポリフェノール類を多く含む、三重県特産の海藻・柑橘類・茶葉の粉末をまぜた餌にあります。
丁寧に育てられた「伊勢まだい」ならではの引き締まった身質と旨みをご賞味ください。
豪華な真鯛姿造りがご家庭で手軽に作れるセットです。三重県産の養殖真鯛のフィーレが2枚と骨付きの頭尾がついております。
ご贈答品としても最適です。
第4回 Fish-1グランプリ(2016年度)プライドフィッシュ料理コンテスト 準グランプリ受賞。「さかなクンのおすすめ料理」にも選ばれています。
透明度の高い宇和海と、徹底した管理基準によって実現した「本当にうまい」養殖真鯛、「愛鯛」。アツアツのご飯に、ぷりっぷりの鯛の身とタレを乗せて、頬張れば、口の中に旨みが広がり、お腹も心も大満足です。
スライスしたタイの切身を解凍し、添付のタレに生卵を溶いて、鯛の切身を漬けてアツアツのご飯にのせて更にタレをかけて食べるのが宇和島流の鯛めしです。是非ご賞味あれ。
枕崎市漁業協同組合の自営船第三協洋丸をはじめとするかつお一本釣り船が漁獲後ただちに凍結処理をした高鮮度の原料を一度も解凍することなく炭火焼きのたたき、刺身用のさくに仕上げました。
解凍後スライスして、お好みの薬味を添えて醤油やポン酢でお召し上がりいただけます。
かつお一本釣りは活餌を撒き、疑餌針を使って竿で釣る、日本古来からの漁法です。一尾づつ船上に釣り上げられるため、一回の漁獲量は少ないですが釣り上げたカツオの扱いが丁寧なので鮮度がとてもよく、そのほとんどが刺身生食用として流通しています。枕崎の遠洋一本釣りは冷凍設備を備えているため一年中操業が可能です。